日曜日, 5月 27, 2007

上海の中国移動がE-GPRSサービスを開始

上海移動(China Mobile Shanghai Branch)が、5月17日からE-GPRSサービスを開始しました。現行のGPRS(General Packet Radio Service)と比較すると、約2-4倍の速度でモバイルテレビを見たり、WAPサイトを閲覧したりすることができるようになります。理論値で473.6bpsに達するようです。

当面のカバー地域は、上海の環状線の内側(東京で言うところの山手線の内側ですね)のみですが、順次上海の全体にエリアを拡大していくことになっています。E-GPRS対応の端末は4/23より発売が開始されています。

また、専門筋の発言では、E-GPRSは2.75Gの通信システムと位置づけられており(GPRSが2.75Gと言っている方もいます)、いよいよ次は3G到来です。ただ、3G導入が近い将来に行われるようになっている上でこのような過渡期技術をベースにしたサービスが開始されると、ひょっとしたら3Gはさらに遅れてしまうのかな、と思えなくもありません。

いずれにせよ、コンテンツ収入が日本と較べる(較べる国が悪いのですが)と圧倒的に少ない中国移動としては、早めにインフラを整えなければならないと思っているようです。