木曜日, 9月 07, 2006

懐かしい友人へ、天国から見守ってて下さい

先日、同じ上海に住む大学の同期の友人から急な連絡が入りました。僕たちの共通の友人と同じ駐在先、同じ会社、同じ年齢の会社員が死亡したというニュースを見たという内容でした。
ニュースでは名前まではあかされておらず、僕たちも確認できませんでした。だから、とても不謹慎なこととは分かっていても事故にあったのは彼以外の別の人であってほしいと強く願いました。

しかし確認をとったところ、非常に残念ながら、亡くなったのは私の友人でした。

仲の良い友人の中で初めての死で今も現実として受け止められていない気がします。
一緒に中央ヨーロッパを巡り、韓国にも一緒に行った仲でした。高校球児だった彼は体だけじゃなく、心もでっかいやつでした。今思い返すと付き合っていて腹をたてたりしたことが一度もないような友人でした。

つきあいも長かったので、エピソードは語ればきりがありませんが、彼は就職活動中に他の誰しもが苦戦している中でひとりどんどん面接に通過していきました。いろんな人が彼に面接で何て答えてるのか?と聞きました。そんなとき彼は「将来の夢は家族を幸せにする」って言ってるんだ。と答えていました。実際は彼の発言内容ではなく、彼の態度や目をみて面接官は彼をどんどん通過させたんだと思います。結局、世界でも有数の建設会社に就職を決めました。

また彼がロシアにシベリア鉄道を使って旅行をした際には、数日間の移動中に同乗のロシア人家族と仲良くなってしまい、別れ際にはいい歳(当時は21歳くらいだったと思います)して、でかい体で男泣きしたと聞いています。

本当に純朴で素直で一本気で明るい奴で、僕は彼が大好きでした。今は上海にいてすぐに、ご実家に向かえませんが、国慶節には彼の実家に伺う予定です。
彼はカタール、僕は上海にいましたが頻繁に国際電話で連絡をくれては、「最近おまえどうだ?元気か?」と聞いてくれる本当にいい奴でした。

これから、僕の携帯電話が鳴ることはないかもしれませんが天国から見ててくれたら、いろいろ頑張って面白いものをたくさん見せるから、だからぜひ見ててね。と願わずにいられません。天国の彼から見てもすぐに見つけられるよう、いっぱい頑張ります。いっぱい頑張って目立てば彼からも見つけてもらえる気がします。

最後に今までお疲れ様でした。何十年とまたずに俺も同じところにいくからゆっくりしてて下さい。

彼の訃報を知らせてくれていろいろ確認してくれた友人、電報をすぐに送ってくれた友人、一度話した程度なのに彼を覚えてて一緒に泣いてくれて週末の予定を全て変更して彼のためのアルバムを買おうと提案してくれた彼女に感謝します。でも、僕たちはもう少しこっちの世界で頑張ってから彼に会いに行こう!天国で再開したときにいろんなみやげ話をしてやろうと思ってます。

デリスへ
今はゆっくり休んで下さい。またあったときに一緒にたくさん話したり遊んだりしよう。

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